茶化す(ちゃ-か・す)

1 まじめな話を冗談めかしてしまう。茶にする。「―・さないでまじめに聞きなさい」

2 一杯くわせる。だます。

引用:デジタル大辞泉(小学館)

いきなり、辞典を引用して申し訳ありません。

はっきり、言いまして、この書籍、嫌いじゃありません。どちらかというと好き。そう言えば、私、お見送り芸人しんいちさんが最近、好きな芸人さんランキング1位なんですが、その雰囲気をまとっている書籍だと感じました。だって、全編、「茶化している」んですもの。

しかもその茶化し方が、シントピカル読書という手法。最低10万部は売れているビジネス書から選りすぐった上で、真反対のことを書いている箇所を見つけて、(本人たちはおそらく望んでいないであろうが)ぶつけて、茶化して、落とすということを、成功の黄金律としてまとめています。好きだなぁ。でも、単に茶化すだけでなく、ほのかに著者に対する敬愛と言うか、愛と言うか、そんなものを感じるので、憎めないんですよね。そう憎めないんですよ、この方。今回ピックアップした項目も憎めないし、指摘している論点も憎めない。やはり、茶化すことに愛情をもって、そして全力を注いでいるからではないかと。普通の人はやりませんよ、100冊読んで、スプレッドシートにまとめていくなんて言いう作業を。そして、それをYouTubeに上げるという作業まで同時にやっていますから。素直に尊敬します。「茶化す」ことにこれほど真剣だと返って爽快さすら感じてしまうのは私だけではないでしょう。

おススメです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

堀元見(2022)『ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律』.徳間書店.


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