今回は趣向をドラマの感想文です。しかもNHKドラマです。NHKのドラマはちょくちょく見ているのですが、今回は全く趣が異なるというか、ドラマと言うよりも映画のようでした。

設定は、近未来の設定でして、サンセット・ジャパンと言われる日本がもはや経済大国ではないところまで来ている状態の設定です。当然、世の中には閉塞感が漂っており、その打破のために実験都市(ウーア)を作り、AIの全面サポートを受けた都市づくりを17才の少年と若い世代の閣僚たちが担うという物語です。(あらすじを見ずに書いたのですが、大体合ってました。概ね理解していたということでホッとしました。)

主人公・真木亜蘭は17才で経験もないのですが、無いからこその真摯な姿勢と率直;な物言いに様々な物議(批判に近いでしょうか)を醸し出します。それでも粘り強く一つ一つにそれこそ本当に真摯に対応していきます。経験がないと言う設定ですが、幼い頃に大切な友人を亡くしていたり、介護をしていたり(所謂、ヤングケアラーですね)と普通だったら心が折れてしまいそうな状況を経験しています。

実は、途中から主人公は真木ではなく、総理大臣から勅命を受けて、真木をサポートしている平なのではないかと思うに至り、その視点で物語を追っていってました。どうなるかは是非、ご覧いただいて確かめてください。

ドラマって、毎週続くのでオンタイムで観ることはなかなか難しいですが、引っ張れる力(魅力)がないと続けてみようとは正直思わないのですが、今回のこのドラマはなぜ見ようと思ったのかは思い出せません。ただ、予告編で引っかかることが確かあったような気がします。

で、先ほど、引っかかった要因が分かりました。このドラマのプロデューサー、佐野亜裕美氏なんです。ピンと来る方と来ない方がいらっしゃると思いますが、関テレの「大豆田とわ子と三人の元夫」というと分かる方がいらっしゃるかもしれません。あの世界観に通ずるものを感じ取ったんでしょうね、おそらく。

ちなみに主題歌の「声よ」も良いです。MVも是非、ご覧になってください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ドラマ『17才の帝国』.2022


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です