今回のテーマは千葉工業大学「ロケットガール&ボーイ養成講座2022」についてです。

「高校生が自らの手でハイブリッドロケットの設計から打ち上げをおこなう「ロケットガール&ボーイ養成講座2022」参加者募集開始!」(2022.04.23 大学プレスセンター HP)はこちら

「ロケットガール&ボーイ養成講座2022」(千葉工業大学HP)はこちら

まず、ネーミングが良いですよね。しかも、リーフのイラストが「宇宙兄弟」!

くすぐり過ぎです。そして、このアプローチは嫌いではないです。というのも常々、私学は国立大学とは違い、総花的である必要はなく、特化した教育プログラム(文教業界ではよく「特色ある教育」なんて文言がよく使用されます)の提供をすべきだと私は思っていまして、その観点からいくと千葉工業大学はまさにこれぞ私学という特色を前面に押し出している大学と言えるでしょう。

この「ロケットガール&ボーイ養成講座」にしても2013年度から開催されていまして、既に9年間の実績があるようです。初年度はかの有名な宇宙飛行士の山崎直子氏が講演でお越しのようですし。まさにという印象を受けました。

そして、講座の中身も本物です。打ち上げも動画で見るだけでも本格的。お茶を濁していません。高校生の皆さんも真剣そのもの。大学側も本気なのでしょう。打ち上げるロケットも本物です。文系理系問わず、興味のある高校生には参加できるプログラムとなっていて、2018年のCITNEWSという大学広報のニュースリリースには「宇宙開発の現場でも、言われたことをやるだけのスプーンフィーディング(至れり尽くせり)では惑星探査はできない。自らの力量を客観的に理解してやりたいことを実現していくロケガ講座こそは、缶サットやロケット甲子園の上位に位置する最高峰の高大連携事業。この機会を通じて多くを学び、大学での学びの端緒としてほしい」と惑星探査研究センターの研究員の方が言及されています。うーん、良いお言葉です。

そして、そもそも千葉工業大学には惑星探査研究センターをはじめとして6つの研究センターがありまして、学長メッセージには「我が国の惑星探査のほぼ全てに参画しており、JAXAが発表するはやぶさ2関連のニュースリリースには、必ず千葉工業大学の名前が出て」いるとあるとおり、その業界ではかなり有名な大学です。その成果として志願者数は全国6位という実績もたたき出しています。理工系分野を志望している高校生にとっては、ひとつ候補に入れておいてよい大学ではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

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