本日のテーマは、対話型鑑賞についてです。

これもつらつらと検索していましたら、下記の記事にあたりました。

「鑑賞ナビゲーターキャンプ2022」(2022 山口情報芸術センター HP)はこちら

というのも「対話を通して芸術作品を鑑賞する手法「対話型鑑賞」のスキルを学ぶ2日間」と記載があり、「対話型鑑賞」に興味を惹かれたからです。とある打ち合わせでこの「対話型鑑賞」なるワードを耳にしたことがあり、どういったものか、言葉のフレーズの勝手なイメージでしかなかったのですが、改めてどういった鑑賞法なのだろうかと思い(本当は最初の段階でリサーチしておくべきなのですが…)、少し調べてみると、この鑑賞法はスタンダードになっていくのではないか、特に教育現場ではと思った次第です。

調べてみて、特に分かりやすかったのは下記の二つの記事です。

「必要なのは、自由な発想だけ!MoMA開発「対話型アート観賞」で磨ける、ビジネスに役立つスキルとは?」(2018.10.31 リクナビNEXTジャーナル HP)はこちら

「“対話型鑑賞”で養える、ビジネスに欠かせない「問題解決力」や「コミュニケーション力」。」(2020.08.19 HRpro HP)はこちら

どちらもビジネスとの関連づけられていますが、そもそも絵画の鑑賞法が日本人の場合、前段階の知識や情報の獲得に重きを置いていることからの反省も含まれているようです。

絵画とは元々、自由に鑑賞してよいものですし、鑑賞者の全くの個人的な印象で問題ないようです。正解や同調圧力に滅法弱い日本人の場合、作者や歴史的背景に囚われてしまうことが多いでしょうが、「もっと多くのことを鑑賞から手に入れて欲しい」との思いからMoMA(ニューヨーク近代美術館)で開発された教育プログラムとしての鑑賞法がスタートのようです。具体的な手法としては「観る」→「考える」→「話す」→「聞く」という4つのアクションを意識しながら対話を通して作品を鑑賞するというものです。

皆さんも経験があるかと思いますが、絵の前に立っても見るのはまず、題名やら作者のことを書いてあるプレートから見たりしませんか? 私はそうです。そして、そもそも作品の前に立っている時間の短いこと。

まずは、じっくり観ることから始まり、思考を促すファシリテーターの質問の下、鑑賞者同士が対話(話すと聞くの往還)をしていく。そうすることで普段、意識していなかった部分にまで目がいくことがあるでしょうし、他者の視点も獲得することとなり、自分だけでは獲得することはなかったであろう新しい発見があるかもしれません。

実は、そのやり取りそのものがビジネスをしていく上で必要となってくるプロセスかと。つまり、1つの作品を観て、正解は一つではないでしょうし、そこから幾つもの視点を持つことが出来るということは、ビジネス上の課題を観る際にも応用が利く視点を獲得できるということに繋がることだと私は捉えました。

次は、実際に体験してみる機会があれば、是非とも参加してみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


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