本日のテーマは2月に「経済産業省の取組」(経済産業省経済産業政策局作成)として公表されています「シリコンアイランド九州の復活に向けた半導体人材育成の取組」についてです。

「経済産業省の取組」(経済産業省HP)はこちら

実は、この取り組みに関する資料は、第2回教育未来創造会議の「参考資料集」(11頁)にも流用されている取り組みでして、中身が結構興味深い内容になっています。

まぁ、結論から言ってしまえば、半導体の外資系企業(TSMC)の誘致が決定したので、それを支える人材育成を産官学で連携して推進していきましょうということかと。ただですよ、興味深いのは支援する官が自治体(この場合、誘致先が熊本県です)だけかと思いきや、経済産業省と文部科学省という政府の省庁の名前がはっきりと出ています。そしてですよ、学は、国立大学の熊本大学だけでなく、「九州の8高専でエンジニア・プログラマ等を育成」とまで明記されているではないですか。高専は「独立行政法人国立高等専門学校機構」の名称からも分かるようにほぼ独立行政法人とはいえ、国立ですからここでも国が携わっていることが見てとれます。

ちなみに九州には、北九州・久留米・佐世保・有明・大分・熊本(熊本キャンパス・八代キャンパス)・都城・鹿児島に高専が設置されていますので、今回の構想はまさにシリコンアイランドを本気で目指しているということなんだと思います。そのための前段階として熊本で、「人材育成コンソーシアム」を組成した上で、横展開し、「シリコンアイランド九州の復活」を目指すようです。

「九州の産学官で半導体人材育成 熊本大や高専参加へ」(2022.01.28佐賀新聞HP)はこちら

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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