ジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー。このコラボレーションは見逃せません。ストーリーは緻密、かつ、伏線回収もバッチリ。キャラクターもそれぞれが立っていて、それぞれの正義がある。

でもですよ。ジェイソン・ステイサムにもう少し、フューチャーして、アクションが欲しかった。リアルはリアルだったのですが、もう少しだけ。

そして、もう一つ。もう少し、登場人物の生き様が見たかった。あっさりなんですよね。なんだけれども、緻密にパトリック・ヒルが現金輸送専門の警備会社に就職するまでは丁寧に描かれているという。

物語は、最終の局面まで目まぐるしく過去と現在を往来し、それぞれの行動の動機が描かれています。この描き方はさすがというか見応えがあります。

それにしても、キャッシュが無くなるということが予想されていますので、そもそも現金輸送ということ自体も無くなるでしょうし、現金強盗という行動自体も消滅していくのでしょうね。そう考えると、貴重な物語というか、それにまつわる人々もまた、生業を変化させていかざるを得ないということ繋がるわけで、何だか郷愁をまとっている物語でもあります。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

映画『キャッシュトラック』.2021


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