神山まるごと高専(2023年4月開校予定)が1期生に続いて、2期生以降も学費無償化へ次の一手を打ち出しています。

「神山まるごと高専(仮称)が、日本初となる奨学金基金スキームを公開

~約100億円の奨学金基金と長期寄付で、学費無償の学校を目指す~」(2022.03.15PRTIMES HP)はこちら

詳細は、上記頁をご覧いただきたいのですが、要は基金を立てて、その運用益で学費を賄うというスキームです。でも、それだけではないところが、神山まるごと高専の高専たる由縁でして、「奨学金基金への拠出をしていただく企業・個人、および長期契約に基づき寄付をいただく企業は「スカラーシップパートナー」と位置づけ、当校における重要なパートナーとして、開校後も「テクノロジー×デザインで、人間の未来を変える学校」の実現に向けて連携」を行うとのこと。お金を出すだけでなく、もっと学生と密着して、人材育成に携わっていきませんか、という教育事業への誘いの機会でもあるのだと私は捉えました。どの企業もこれからは人材不足は明らかですから、優秀な人材を確保したい、いやもっと言えば、自分が携わる事業の裾野を広げておきたいという戦略はマトモな企業なら常に抱いているはずです。ましてや、IT関連企業なら尚更ですよね。かのDNAが社員の起業を奨励しているように、既存のプレイヤーだけだと成長やマーケットの拡大は望めませんので、どんどん新陳代謝し、スタートアップが湧き出てくる業界にこそ活気が生まれてくるものです。

その一つの手段として、神山まるごと高専に投資をしてみませんかというお誘いは至極真っ当。心配なのは、海外の企業がいち早く目をつけること。別にナショナリストではないので、既にボーダーレスの現代において、何をもって海外企業と位置付けるのかももはや無意味だとは承知しております。それでも日本の企業に基金を支えていただき、日本の若者のために投資をして欲しいなぁというのが私の勝手な本音でございます。

それにしても、楽しみな高専が設立されますね。楽しみ楽しみ。何か協力できることはないもんですかね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

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