本日のテーマは、留学生の就活状況についてです。

日本経済新聞の記事に日本における留学生の就活状況が取り上げられていました。詳しくは記事をご覧ください。あと、記事で触れられていますディスコの調査も公表されていますので、そちらもご覧ください。

「早すぎる就活に留学生困惑 欠かせない大学の支援」(2021.12.29)(日本経済新聞HP)はこちら

「外国人留学生の就職活動状況に関する調査」(DISCO HP)はこちら

これによると日本人学生と留学生では明らかに就職活動の始動時期が異なります。かたや、3年生の夏前から、かたや4年生の春から。

なぜ、これほど差が出てしまうのか。記事によると日本以外の国では就職活動って卒業後に開始されるもので、インターンなどを経て採用されるのが一般的なんだそうです。日本が特殊と言うことですか。

それでは、日本以外の就職活動ってどんな感じなのかを見てみると、

「世界の「就活」ってどんなもん? 新卒&転職を「アメリカ・香港・スペイン・ベトナム・ドイツ」で追ってみた。」(ACT HOUSE HP)はこちら

「海外の就活事情と日本との違いについて【新卒の扱いと就職に対する考え方】」(キャリアパーク!就活 HP)はこちら

こんな感じだそうです。(上記のリンクから見てみてください。興味深いです。)

日本と海外のどちらが厳しいのかは人に依るのでしょうが、諸外国では技能・技術を重視しているのは明らかなようで、所謂、ジョブ型採用ですね。それに比べて、日本はまだまだメンバーシップ型採用が主流。だから新卒採用が主流となるのでしょう。そして、ジョブ型採用の場合、スキルとキャリアが命ですから、インターンも日本のようななんちゃってではなく、キャリアと呼べるようなガッツリとしたもののようです。

で、国内の留学生の就活に戻りますが、これはもう、所属の大学できちんとサポートしていくしかないのではないかと。単純に情報不足もあるでしょうし、スケジュールの周知の側面のあるようですので、入学段階で国内での就職を希望する場合は、スケジュールはこれ、インターンシップはこう、面接の練習期間はこれと示す必要があります。3年生は帰国している場合ではなく、日本人学生と同様にインターンシップに参加したり、ガイダンスに出席する必要がありますよと周知するしかない。

でも、当面はそれでも、将来的には国内企業もスタンスを変えて、日本人学生も留学生も同じ土俵で採用活動がなされていくことでしょう。でないと、競争に勝てませんし、労働力不足は止まりませんから。

でしょうが、それはまた別の機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

2件のコメント

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