本日のテーマは特定分野に特異な才能のある児童生徒に係る有識者会議の配付資料についてです。

12月13日に開催されました会議の資料が公開されていますので、詳細につきましては資料をご確認ください。

「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議(第6回) 配付資料」(文部科学省HP)はこちら

今回、公開されています論点整理は今までの議論が集約されていますので、いきなりここを見てから遡って見るのが早いような気がします。それくらいまとめられています、当然ですが。

その中で「今後議論すべき論点」として

  • 特異な才能を有する児童生徒が学習活動に困難を生じている場合
  • 特異な才能を有する児童生徒が学校生活に困難を生じている場合

を区分けして捉えることとして議論を進めていくとされています。

この二つの区分は大切ですよね。どうしても混同してしまいそうになります。区分はシンプルな方が良いのですが、シンプル過ぎると本質に辿り着かないこともあるので、実は重要。

それぞれの対応策も区分がなされていて、

・教室・学校内での対応策

・学校外での対応策

・既存施策の活用策

・障害を併せ有する場合の対応策

に分けられています。うーん、参考になります。まずは、学内と学外の打ち手を分けて捉えるべきですよね。

そして、

  • 1および2を可能とするために必要な環境や体制

として、

・才能や特性の見いだし

・教育委員会・学校関係者の理解啓発

・学校の体制強化

・学校外の学びの場の促進方策

・保護者へのサポートと社会に対する理解啓発

・施策の普及方策

が項目立てされています。前半の3項目については、現場の教師の資質というか見る目が問われますね。1クラス40人として、その一人一人をきちんと見ていないと才能や特性を見いだすことが出来ないでしょうし、そもそもその余裕が今の教師にあるのかがひょっとすると問題の本質なのかもしれません。既に議論されていることで改善されていくのでしょうが、事務負担の軽減、部活動の軽減などの様々な施策が嚙み合って始めて見いだしが機能してくるのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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