本日のテーマは学校法人のガバナンス改革です。

ようやく文部科学大臣へ報告書が手渡されたようですね。加えて有識者会議のメンバーが記者会見を開いたようでメディアにその様子が出ています。

「学校法人ガバナンス改革会議」が報告書を文科相に提出(TBS NEWS HP)はこちら

「私立大の不祥事相次ぎ… 文科省の有識者会議が会見「執行と監視の分離」訴え」(TOKYO MX YouTube )はこちら

有識者会議の論点は明確ですし、日本大学の背任事件がベストタイミングで元理事長が逮捕されていますので、私学団体の反発が世間から見ると分が悪いにも思えます。

で、私立大学の側からの(まともな)意見を探してみると、ありました。

「私大のガバナンス強化策 改革会議案は教育の視点欠く」(日本経済新聞HP)はこちら

日本私立大学連盟会長であり、早稲田大学総長である田中愛治氏による寄稿です。勿論、詳細は記事を読んでいただきたいのですが、学生と保護者の視点、そして、監事という機能の強化が主な論点となっています。

出来ならば、日本大学やその他の私学の事件が起こる前にこう言った議論を私学団体でもっとしておくべきで、しかもそれをもっとオープンに、そして田中総長の指摘のように大学の主役である学生を中心に据えたガバナンスをしていただきたかったと思わざるを得ません。今となっては、政治的な方向に話が行きそうで残念な印象です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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