高等学校通信制課程の今

私、様々なメルマガに登録しており、メルマガ地獄のような状態で日々、教育関連の情報をシャワーの如く浴びているのですが、その中で、下記のアンケート調査の結果を見かけまして。

「【アンケート調査】 通信制高校に入る前と入ったあと印象はどう変わった？　在校生・OB100名に調査」（通信制高校ナビHP）はこちら

詳細につきましては、是非とも見ていただきたいのですが、そう言えば通信制課程の高等学校についてメディアに出ていた高等学校って、以前に記事にしましたN高等学校・S高等学校しか見たことがないなぁと思い、改めてHPを見てみました。

N高等学校・Ｓ高等学校はこちら

ワオ高等学校はこちら

吉本興業高等学院はこちら

N高等学校・Ｓ高等学校は以前、記事にしたとおり、全国展開している広域の通信制の高等学校でして、プログラミング教育を始め、幅広いプログラムが用意されています。設置者は学校法人角川ドワンゴ学園ですので当然、民間企業のノウハウがふんだんに盛り込まれており、メディアの露出度も一番なのではないでしょうか。

ワオ高等学校は岡山に設置されたこちらも広域の通信制高等学校でして、設置者は学校法人ワオ未来学園です。これだけだと分かりにくいのですが、学習塾で有名な能開センターが立ち上げた学校となります。そうなると進学に対してはぐっと信頼度が増してくるから不思議ですよね。塾のノウハウがそのまま入っているのであれば、学習サポートの万全なのではないかと。まぁ、通学生の高等学校で予備校の先生に来ていただいて補習の形で特別授業をするのが当たり前になっている昨今からすると塾が高等学校を作る、しかも通信制課程の高校となるとその信頼度も増すのは当然と言えば当然なんでしょうね。

吉本興業高等学院は通信制課程の滋慶学園高等学校と提携することで、高等学校資格を有することが出来るという学校になります。高等学校の教科の学習以外は吉本興業高等学院のコンテンツを自由に学習することが出来るというのはその方面へ進みたい人にとっては一粒で何重にもおいしい状態なのではないかと。だってHPに吉本芸人さんが多数出ていますし、特別授業もされているようですので、エンタメ業界を目指している人にとってはコンテンツとしての魅力度は非常に高いのではないかと思われます。高等学校中退芸人なんて企画でアメトーークで出演されている芸人もいるようで、それすらもネタにできるしたたかさがエンタメで生き抜く人たちには必要でしょうが、それでも高等学校卒業くらいはというのは親としてもひとつあることでしょうから。

一概に通信制課程の高等学校と言っても各校の特色がありますね。これだけオンライン授業が普通になっている時代になってくると通学制課程と通信制課程を分ける必要があるのかと思ってしまいます。どちらも生徒にとって一番おいしい所を抜き出して提供すれば良いのに思っているのは私だけではないはず。もうその動きも出ているはず。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

（参考記事）