「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)が公表されるにあたって、Q&Aが公表されていますので解説してみたいと思います。何分私見が入りますので、ご自身でご確認されることをオススメします。

皆さんからの10の質問にお答えします!(「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)に関するQ&A)(文部科学省HP)はこちら

論点は人によって異なると思いますが、今回の審議まとめで私が注目したのが以下の3点です。

①2023年度に教員免許更新制は発展的解消

②外部コンテンツの充実と活用

③より管理の側面が強くなる。

①は具体的にはこれからなのでしょうが、ほぼ決まったものとしてメディアにも出ていますので、そうなのでしょう。

②は既に(独)教職員支援機構という組織がありますので、その中のコンテンツを利用していきましょうということです。教職員支援機構をご覧になったことはありますでしょうか。

実はものすごい充実したコンテンツを提供していまして、コロナ禍で拍車がかかったのだと思いますが、これって教育方法を学んでこなかった大学の教員にも役立つ内容だと私は思っています。「オンライン講座」のページを是非見てみてください。

最後に、③についてですが、より管理の側面が強くなるのでは、と第一印象は思いました。

というのも、以下の3点が挙げられているからです。

・研修受講履歴の記録管理

・受講の奨励の義務づけ

・研修受講履歴管理システム(仮称)

教師と言えども、教えるだけでなく常に学んでいくことが大切で日本型教師の中にもその旨が含まれています。ですが、今ですら余裕があるとは思えない初等中等教育課程の教師が、この仕組みを構築した結果、生徒と向き合う時間を増やす方向になるのか。というのが私の印象です。現実的な解としては、事務職員を雇用するなどして、教育業務とその他の作業業務の棲み分けが必要ではとか、部活動は割り切って外注するとかですかね。

と思って読み進めていくと文部科学省が提示している「働き方改革」がありました。そりゃそうですね。具体的には、

・小学校の35人学級の計画的整備、

・教員業務支援員等の支援スタッフの充実、

・部活動改革、

・学校向け調査の精選・削減

が例示されています。予算の関係が大きくは占める話のような気もしますが、調査の削減はすぐにでもできそうですので、出来るところから是非とも着手していただきたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


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