神山まるごと高専が着実に始動しています

以前、書きました徳島県神山町に2023年度に開設される神山まるごと高専ですが、開設に向けて着実に始動していますよ。

例えば、下記のお知らせ。

神山まるごと高専（仮称）の開校を、徳島県に所縁のある企業10社が支援(神山まるごと高専HP)はこちら

徳島県内にある一般企業から企業版ふるさと納税を用いた寄付が行われたとあります。地元の人たちのこの学校への期待が分かる事例のひとつですね。しかもですよ。詳細を拝見すると、各企業の代表取締役社長のコメントがありまして、それがまた、良いのです。単に企業のPRということではなく、この学校の理念に共感し、それを神山町で実現しようとするその姿勢に共感していることがヒシヒシと、いやビシビシと伝わってきます。

　実は既にこの学校の設立準備金は既に21億円集まっているそうで、それも25社24人のファウンデングパートナーの寄付が中心とのこと。これだけ寄付が集まるということ自体が今の時代にどれだけ期待をされているかという指標のひとつと言えます。

　そして、それだけに留まらず、企業との連携も着々と進んでいるようでして、あのメルカリと「ダイバーシティー&インクルージョン（D&I）推進における学校教育パートナーシップ」を締結し、

１．メルカリのノウハウを活用した、高専関係者向けのD&Iに関するワークショップ・イベントの開催

２．無意識バイアスワークショップの共同開催

３．開校後のD&I推進に関する特別授業の共同設計、及び社員講師派遣

４．これらを実現させるために、定期的な意見交換会の実施

が計画されています。開設前からこれだけメニューが揃っていると入学を希望する生徒も楽しみでしょうね。

　様々なメニューがこれからもどんどん提示されていくでしょうが、高専の5年間という期間はじっくりと取り組むには適した期間なんでしょうね。この選択も良い方向に行きそうな予感がします。

開設までには様々な動きがあるでしょうから、今後も注目していきたいと思います。

参考記事