皆さん、個別学習、アダプティブラーニングという言葉は聞いたことがありますでしょうか。もう少し詳しく表現すると個別最適化された学習という言葉です。この言葉、最近富にメディアにも出てきていますし、教育業界では何年も前から出てきているキーワードです。

 例えば、学校でいくらクラス分けをしたとしても、細かく見ると生徒・学生ひとりひとりは、理解度も異なりますし、学習スピードも異なります。当然と言えば、当然です。中には同じ授業を受けていても、全然理解できていなくても授業は進んでいきます。これも当然と言えば、当然です。分からなければ、後で先生に聞けばいいでしょ、というのがこれまで見られた風景だったのではないでしょうか。

 でも、何が分からないか分からない生徒・学生はそもそも先生に質問する内容すら思いつかない。授業についていけない。興味が湧かない。面白くない。退学する。このようなパターンはどの段階の教育課程でも見られる事象です。実は、小学校・中学校は義務教育ですから顕在化していないだけで一定の割合の生徒はドロップアウトしています。

 補習を専門とする塾がその辺りをカバーしているのが現状ですが、全ての生徒をカバーできるはずもなく、依然として大きな課題となっていました。

 その課題が教育のデジタル化によって個別最適化された学習が実現できるようになってきたのです。物凄いことだと思いませんか。自分が分からないところまでさかのぼってくれて教えてくれてテストで確認までしてもらえる。しかも何回同じことを繰り返しても文句も言わない。

だって思春期の中学生や高校生が小学校までさかのぼって勉強するなんて恥ずかしくて先生や友達に言えないじゃないですか。それを学習システムはさりげなくやってくれる。しかも、ひとりひとりに一番合った教育プログラムを提供してくれる。

私は教育のデジタル化が教育を変えてくれると本気で信じています。あとは採用する大人側の覚悟の問題。

当然、初等中等教育課程が変わってくると高等教育課程である大学も変わらざるを得ないでしょうが、それはまた別の機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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