今回ご紹介する記事は、これは今までの私の視点にありませんでしたので個人的には新鮮な調査結果です。

「「どの都道府県で育つか」でこれほど違う大学進学率、背景に高校制度…普通科88.6%の東京、地方との圧倒的な機会差」(2024.0827 JBpress)はこちら

高校三年生の普通科在籍率と四年制大学への進学率の相関を見たグラフが掲示されていますので、是非ともご確認いただきたいです。

人口動態の推計については文部科学省が進学率と合わせて公表し、かなりの衝撃をもって大学に勤めている方は受け止めたかと思いますが、いや、やはりそうなるかという納得の方が大きかったのかもしれませんが、都道府県別の普通科在籍率で見るとさらに興味深いことが推測できてくるかと思われます。

ひとつには、生まれ育った環境によって大学へのアクセスのハードルが異なるということかと。もちろん、県内にある大学数によっても異なりますし、ご両親の経歴という家庭環境にも左右されるかと思われますが、住んでいる都道府県の高校制度の違いの影響度も大きいのではないかと。

もうひとつは、自身が就職し、家庭を築く場所も考慮が必要ということです。子育て環境の検討はもちろんどのご家庭でもされているかと思いますが、ここまで差があるという認識がどれほどあるかということです。

記事内では各種方策の提案がなされていますが、自治体がその都市の将来像をどのように描くのか、そして、昨今言われています高等教育機関との連携をどのように捉えるのか。大学進学はあくまで進路選択のひとつでしかありませんが、進学を希望する高校生にとってハードルとなっている状況はなるべく取り除いていくことができれば、都市間競争のひとつの売りとなり得ると私は捉えています。

今後の自治体の動向に期待したいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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