性差を普段、気にしている方はどれくらいいるのだろうか。
個人的なことで申し訳ないが、仕事上では性差を感じることはほとんどない。
ただ、経験値で言うと、優秀な方は女性の方が多かった。
初職の上司は、厳しくも優しい女性の方だったし、転職後の上司も女性だった。
同じ部署で一緒にお仕事をさせていただいた方でとびきり優秀な方は女性だったし、今の職場で優秀な方は女性、といった具合。
男性に対する評価がシビアだからでは?というご指摘もあろうかと思うが、確かに負けん気の強い方は仕事をする上では見込みがあるし、好みではある。私が出会ってきた女性がたまたまその範疇に入る方だったのかもしれない。
もとい。
短編集のこの物語。
決して、女性からだけの視点ではないものの、女性から視点の物語には思わず唸ってしまう。「なるほど」と。
ひと言で言うと、
カッコイイ
この表現が女性にとって、称賛なのかそうでないのかは不明だが、年齢問わず、カッコイイ女性が登場する。
問わずなのだが、やはり年齢を重ねている方がその度合いは強い。
話しをしてみたいか、そうではないか。
齢を半世紀も経ると、男女問わずそういった観点で人を観てしまう。
この物語に出会った方は幸福である
そうそうそのような女性には出会えないのだから
ということでオススメである
有川浩(2010)『阪急電車』.幻冬舎文庫.
カテゴリー: 感想文(読書・映画諸々)
0件のコメント