いよいよ今年の10月に誕生する東京科学大学。

着々と統合が進んでいるようでして、今回報道されている大学病院内に設置される「医療工学研究所」もその一端となっています。

「統合で誕生する東京科学大、大学病院に「医療工学研究所」開設へ…「医工連携」研究の中核に」(2024.08.05 読売新聞)はこちら

東京工業大学と東京医科歯科大学が統合すると公表された時には本当に驚きましたが、統合が近づくとまるで必然だったかのように各事業が進んでいるところに不思議な感覚を覚えます。

そう言えば、他大学でも同様の動きがあったのを思い出しまして、少し調べてみますと、東京理科大学が東京慈恵会医科大学との連携がプレスリリースされています。

「東京理科大学「TUS SciTech 構想」を策定 ~医理工薬連携を端緒とした分野横断研究の強化により、世界と伍する研究大学へ~」(2024.08.05 )

どちらも伝統校でして、2031年に創立150周年を迎えるのは奇遇とはいえ、両校とも同じ課題を共有しているからこその連携なのでしょう。

では、もっと以前から医工連携に取り組んでいる大学はないのかと思い出したのが、早稲田大学の医学部構想でした。ということで、早稲田大学のサイトを調べてみますと、東京女子医科大学との連携が半世紀以上も前から行われているようです。

「産官学連携の研究共同体による先進的研究プロジェクトを推進」(早稲田大学)はこちら

分野横断は医工だけに関わらず、今後ますます必要なってくると思われますが、医工分野は設備の高度化や今後医療分野に進出してくるであろう生成AIの高度化に伴ってさらに加速してくると思われます。その為に学部教育段階からの相互乗り入れは医学部には必須になってきそうな予感もします。それにしてもそうなると医学部の学生は学ぶ範囲が本当に広範囲になりそうですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

1件のコメント

いよいよ東京科学大学が10月に開学します – 大学よもやま話 · 2024-08-25 23:06

[…] 医工連携はこれからのスタンダードになりそうです カテゴリー: 大学 タグ: 東京科学大学東海国立大学機構 […]

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