近大と言えば、「日本初」というタイトルを狙っているであろう姿勢を個人的にいつも楽しみにしている大学です。今回採り上げるプレスリリースは日本初ではなさそうなのですが、ブロックチェーン技術を使ったデジタル証明書をまずは課外講座の修了証から始めているところに他の分野の証明書へ広げていくことが予測されます。
「近畿大学が実施している外国語課外講座の修了証をペーパーレス化 ブロックチェーン技術でデジタル証明書を発行」(2024.07.30 NEWSCAST)はこちら
そう言えば、以前読んだ記事で学生証にクレジットカードのプリペイド機能を付与したのも国際学部から始めたことがありますので、まずはプロトタイプで小さく実証実験をして、その後、本格的に他の分野へ広げていくというスタイルは今回も同様かなと思われます。そう考えると、マーケティング思考が学内に浸透しているだと思いますが、その攻めの姿勢が近大の認知度をここまで押し上げてきたのではないかと勝手に想像しています。
そうなると、ここで思い出されるのが、証明書の発行に関してなのですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、各種証明書(成績証明書・卒業証明書など)のコンビニ発行を国内初で実現させたのも近大でして。
従来の現金支払いがネックとなっていた証明書発行の解決策を一気に提示した形となりましたが、こうなると次は証明書は原則、デジタル証明書となりそうな予感もします。
「近畿大学の証明書発行、各種申込・決済手続をデジタル化~DXによって学生サービスの向上と業務効率化を図る~」(2022.03.23 PRTIMES)はこちら
地方の小規模大学に奉職している身としては、他大学にも浸透していくことでスタンダードになっていけば、学生にとって利便性はさらに上がっていくだろうと期待しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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