やはり、人はひとりなのだろう

家族がいても
恋人がいても
友人がいても

ただ、孤独ではない

人と出逢い
人と触れ合い
人と愛し合い
人と通い合う

会者定離

歳を経れば、若い頃の傷もそれなりに癒え、考えや構えが穏やかになる
それも人との出逢いによって為されるのだろう

ただ、諦めたくはない
やれること
やりたいこと
は幾つになっても持ち続けていたい

それによって新たな傷が出来ようとも

今回の物語は、オムニバスの形態で様々な人生を垣間見ることができる

決して出会うことのない様々な人の人生

物語と分かっていながらも、その人のその後の人生を思ってしまう
余韻も含めて桜木紫乃氏の物語なのだろう


桜木紫乃(2015)『起終点駅ターミナル』.小学館文庫.


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