またもや、ジャケ買い
昔話は相当残忍な場面もなぜか童話ということで中和されている。そもそも童話なのか、というのも私の思い込みかもしれない。
ただ、少なくとも私は成人してから、昔話には触れてはいない。
そこをグッと引き寄せるタイトルと装丁。
そもそも、死体は必ずありますよ、というタイトルもどうかと思うが、装丁に中和される。
ふざけているのか、パロディなのか。
読み始めて見ると没入感は半端ない。
大枠は昔話だが、全く別の物語。
今、自分が見えている世界が全てではない。
ミステリーを読むといつもその心地良さに見舞われる。
現実世界では、滅多に起こらない事象の追体験。
シリーズ化されるのも納得。
オススメである
青柳碧人(2023)『むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし』.双葉社.
カテゴリー: 感想文(読書・映画諸々)
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