大学の夜間コースと言えば、苦学生というイメージが先行しがちですが、社会人を対象にしたコースであったりとその対象は多様化していることが伺い知れます。

一方で、コロナ禍を経て、通信インフラが公共及び家庭においても一気に浸透した昨今においては、夜間限定で開講することの意味合いは薄れつつあるのかもしれません。

というのも、岡山大学において2026年度入試から、夜間主コースが募集停止となるとのプレスリリースがなされています。

「岡山大学法学部・経済学部における夜間主コースの募集停止及び昼間コースの入学者選抜の変更について」(2024.06.06 岡山大学)はこちら

その現状も記載がありますが、既に夜間コースも通信制課程ももはや区分自体が意味をなさなくなる時代が到来していきているのかもしれません。これはZEN大学が出現することで事態が大きく変わる可能性も出てきそうです。

とは言いながら、夜間コースの存在意義を改めて捉え直してみると、依って立つべき理念さえ確立していれば、十分にニーズはあると思われます。

ちなみに現状はこちら。

「日本の夜間大学一覧」(日本の高校生向け情報:少ない学費で大学進学するための方法)はこちら

私が以前から注目しているのは、東洋大学の第2部でして、「『独立自活』支援推薦入試」はまさに建学の理念を体現している入試だと捉えています。

東洋大学第2部・イブニングコース(夜)はこちら

(「『独立自活』支援推薦入試」:昼間は大学事務局と働きながら、夜間に学ぶ入試制度)

学びたい人に少しでも多くの機会を。それ自体は多くの教育機関に携わる者が常に心掛けていることで、その一端を夜間コースは担っているのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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