学校、特に大学に所属する事務職員の高度化は以前から指摘を受けていることでして、研修制度に力を入れている大学も多いかと思われます。

「資料1-1 大学の事務職員等の在り方について」(文部科学省)はこちら

ただ、外形的には研修制度を設けているものの人材育成の観点からその人に必要な研修になっているかどうかはまた別の話しでして。

中には年数別や役職別で区切った研修でお茶を濁しているところもあるのではないかと。

厚生労働省の民間企業対象の調査でもOFFJTの脆弱さは読み取れますので、大学も全体で見ると同じような結果ではないかと推測してしまいます

「令和4年度「能力開発基本調査」の結果を公表します」(2023.06.30 厚生労働省)はこちら

で、
このたび、岡山大学で事務職員を対象とした「大学院修学支援制度」がこの秋に始動するというプレスリリースを目にしました、
費用負担はもちろんのこと、就業時間中のも受講可能とのことで。どの学問分野を想定しているのかは不明ですが、破格ではないかと思っています

ということは、他の国立大学でも同様の動きは出てくることでしょう。なにせ採用は独自試験を設定しているとはいえ、統一試験が主流の国立大学ですから、差がついていきますもんね

「令和5年(2023年)度開催の研修」(一般社団法人 国立大学協会)はこちら

そうなると、私立大学の動向も気になるところですが、それはまた、別の機会に。


「岡山大学 職員対象の「大学院修学支援制度」を24年秋に始動 職員に “価値の創出” 求める」(2024.06.25 OHK 岡山放送)はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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