令和7年度開設予定の大学の学部等の設置届出について（令和6年4月分）

今期の学部学科の設置の届け出は久しぶりに見応えのある数の届け出がなされています。

「令和7年度開設予定の大学の学部等の設置届出について（令和6年4月分）」（2024.06.20　文部科学省）はこちら

今回、私が注目したのが、学部等連係課程実施基本組織等の設置です

・東北福祉大学

・京都ノートルダム女子大学

の2大学において、学部等連係課程設置の届け出がなされています。

東北福祉大学　応用福祉学連係教育課程は、以下の３学部学科の入学定員を活用

　総合福祉学部　社会福祉学科

　共生まちづくり学部　共生まちづくり学科

　健康科学部　医療経営管理学科

京都ノートルダム女子大学　女性キャリアデザイン学環は、以下の２学部学科の入学定員を活用

国際言語文化学部　英語英文学科

現代人間学部　生活環境学科

東北福祉大学は入学定員80名、京都ノートルダム女子大学は入学定員30名と決して多い人数ではありませんが、各学部の定員を減してでも、連係課程を開設するというのは各大学の今後の将来計画を反映した上での方策だと思われます。

京都ノートルダム女子大学は特設サイトがありますので、詳細は同サイトにてご確認いただきたいのですが、

・女性ライフキャリアに特化した学び

・実践を重視した学び

をメインに置いた教育プログラムが展開されるとのこと。個人的には京都という立地を前面に押し出したマーケティングもアリではないかなとも思ったりしました。立地そのものがブランドですからね。スタートアップとの連携も言及されており、女性が立ち上げたスタートアップとの連携が深まっていくとよりキャリアパスのイメージも確立されていくのでしょう。今後の動向に注目したいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）