ミネルヴァ大学と言えば、世界の主だった都市を転々としながら、各国の各都市だからこその課題や学びを見つける教育プログラムでそれまでの高等教育の姿を一変させた大学と言っても過言ではありません。
そのミネルヴァ大学が新たな都市として東京を選出したとの報道が公表されています。
「米難関ミネルバ大学が東京進出 世界巡り学習、8都市目」(2024.04.22 日本経済新聞・会員限定記事)はこちら
しかもですよ、日本財団が全面的にサポートする体制とか。
日本財団と言えば、先般、角川ドワンゴ学園のZEN大学との連携でも共同設立に名前が挙がっていました通り、教育関連事業への進出が近年活発化している様子。だからと言って、まさか米国の大学の日本進出にまで及んでいたとは想像が及びませんでした。さすがです。
さて、このミネルヴァ大学の日本進出がどれほどのインパクトを与えるのか。妄想するだけでも楽しくなってきます。間違いなく、各報道機関はこぞってその一挙手一投足を取り上げるでしょうし、それを見聞きする生徒も格段に増えるでしょうし、何よりも保護者の視線が集まることでしょう。そうなると今まで選択肢としてすら想定していなかった保護者が子どもの進学先の一つとして組み入れることととなれば、静かな地殻変動が起きそうな予感がします。当然、高等学校の教員も研究を始めるでしょうし、国内の大学へ与えるインパクトは計り知れないものになりそうです。
ただ、ここでも二極化が進みそうで、このインパクトをグッと自大学に引き寄せようとする大学と、遠ざけようとする大学に分かれそうではないですか。国内の大学においてもミネルヴァ大学と比較すれば、教育プログラムの改善・改良の余地は十分にあるでしょうから、そこから謙虚に学び、着実に自分たちのものに昇華していく大学は確実に生き残っていくことでしょう。
今後の動向に注目していきたいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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