令和6年3月末申請の大学の学部等の設置等認可の諮問について

2025年度開設に係る認可申請の諮問が公開されています。

「令和6年3月末申請の大学の学部等の設置等認可の諮問について」（2024.04.04　文部科学省）はこちら

何と言っても、まずは福井県立大学の恐竜学部ではないかと。公立大学でもこういう特色のある学部を設置する時代が到来しているのだなぁとしみじみと見てしまいました。既に報道で取り上げられていますので、何を今更と捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、こういった特色のある学部と言えば、私立大学が着手するのが通例と捉えていた私にとりましては結構な衝撃でして。

「福井県立大になぜ「恐竜学部」？　観光の顔、研究で磨く」（2024.03.21　日本経済新聞・会員限定記事）はこちら

でも、日本で恐竜の化石と言えば、福井県というのは既に定着していますのでそのイメージを基に大学で学部を開設するのは自然と言えば、自然な流れ。あとは卒業後の進路や恐竜に関する教育研究をどこまで高められるかがポイントとなると思われます。

この学部の開設に当たっては地元地域の期待も大きいのでしょう。こんな支援事業も立ち上がっています。

「学生向けアパートの整備を支援　「福井県立大学恐竜学部生向け賃貸共同住宅建設補助金」」（2024.03.25　福井県勝山市）はこちら

恐竜学部生向けのアパートの建設補助事業です。地方自治体との連携は欠かせませんので、こういったモデル、つまり地方に立地する大学の学生対象の補助事業、中には学生への支援金事業を実施している自治体もあります。各自治体による奨学金返済補助事業を出口と捉えてるならば、こちらは入口の方策。両側面からの支援があると学生にとっては有難いものです。地方自治体の支援事業も併せて学部開設には着目していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）