NVIDIAと言えば米国の半導体メーカーであり、いまや人工知能や自動運転には欠かせない地位を確立しています。

そのNVIDIAが国内の大学との関係を着実に構築しつつあるということをご存知でしょうか。

「東⽇本の⼤学初、NVIDIAと学術交流に関する協定締結」(2023.09.12 東京工科大学)はこちら

東京工科大学は東京八王子に位置する理工系の私立大学でして、デジタルツインセンターを設立するなど情報関連技術の人材育成にも力を入れている大学のひとつです。その大学と協定を締結したというのが上記のプレスリリース。

「技術者人材育成や共同研究開発の協力」などを推進していくようでして、東日本初ということは国内の他の大学とも協定を締結しているということですので、調べてみました。

まずは、以前にも採り上げました大学アンバサダープログラムについてです。

NVIDIA DLI 大学アンバサダー プログラムはこちら

認定制度も設けているようでして、このレベルのプログラムを無料で提供してでもメリットがNVIDIAにあるということなのでしょう。ちなみに立命館大学の事例も上記サイトには紹介されています。

続いて、大学との連携の事例です。

「最先端AI人材の育成を目指す岐阜大学、実践的なAI教育としてNVIDIA Jetsonを工学部の実験科目に大規模導入」(2023.09.19  NVIDIA)はこちら

「NVIDIA、滋賀大学との連携により「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版の無償提供を開始」(2022.09.08  NVIDIA)はこちら

これらを見ると、教育プログラムの具体的なツールの導入を含め、かなり突っ込んだ内容になっていますので、この連携が発展していくと他の大学への浸透も加速していきそうな勢いです。

特に滋賀大学の教育キットは文理問わず(この表現ももはや化石となりつつありますが)、導入することが出来ますので、文系学部を有している大学においても浸透の度合いも速そうです。

データサイエンスの分野もそうですし、AIの分野もそうですが、国が進めている施策に直結するイメージですので、NVIDIAと大学の連携協定は拡大していくと予測されます。そうなると九州地方でのTSMCとの連携も気になるところです。どちらにしろ、半導体人材の需要は今後ますます高まることでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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