「専門学校生の進学、専攻科制度で後押し 法改正案決定」(2024.03.01 日本経済新聞)はこちら
分かりやすい比較表がありましたので、ご参考までに。
「各学校制度の比較」(文部科学省)はこちら(pdf)
この表によりますと、上記記事にある専門学校とは、「専修学校」の専門課程を指しており、その上に「専攻科」を設けるようです。高等専門学校の専攻科と名称を合わせていますので、イメージとしては同じなのだろうと推測できます。
で、今回の法改正(学校教育法ですね)は専修学校専門課程の生徒が大学院へ進学できる道筋をつけるために、専攻科を設けること、そして、同じく専修学校専門課程を修了した生徒が大学へ編入できるよう単位制に移行するというのが主な点のようです。
ここで大きく脱線しますが、私、国内の専修学校って大きな可能性を持っていると思っていまして、上記記事にもありますが、リカレント教育やリスキリングが大きく取り上げらえている昨今、その役割を果たすのは専修学校ではないかと睨んでおります。
そうですね、イメージとしては、米国のコミュニティカレッジでしょうか。ドイツでいうところの職業訓練学校 / Berufsschule(ベルーフスシューレ)でしょうか。まぁ、両者のイメージも異なるのですが…。
社会人でリスキリングをしたい場合は、大学よりも職業に直結した教育プログラムを有している学校へ通う方が近道なのではないかと睨んでいます。そのためにも柔軟な学びが用意されている専修学校は最適解ではないかと。それなりの社会的経験を積んできた社会人がリスキリングするのに学位プログラムが最適解だとは思えないのは私だけではないはず。
あとは、コストとかかる時間でしょうか。
今回の法改正をきっかけに様々な人たちの学びのニーズにリーチすることが出来れば、日本の課題である労働力の生産性の向上にもきっと繋がるはずです。今後の各学校の動向に期待したいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
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