ここ数年の半導体産業の政府の支援は従来のものとは比べ物にならないほど手厚くなっており、それに呼応する形でTSMCの熊本県進出であったり、ラピダスによる北海道千歳市への工場建設などが加速しています。

加えて、産業界のみならず、九州においては九州大学・熊本大学・高等専門学校などが連携し、半導体人材育成のすそ野が着実に広がっています。

で、今回、ご紹介するプレスリリースでは東京工業大学豊橋技術科学大学広島大学と連携し、半導体人材育成のプログラムを始動させることが紹介されています。

「豊橋技術科学大学、広島大学と半導体人材育成に係る単位互換覚書を締結 網羅的な半導体人材育成プログラムが本格始動」(2024.02.14 東京工業大学)はこちら

曰く、

「三大学を中心として日本の半導体産業の復興を目指すために立ち上げられ、文部科学省の「次世代X-nics(エックスニクス)半導体創生拠点形成事業」の対象拠点として採択された「集積Green-niX(グリーンニクス)研究・人材育成拠点」における、革新的半導体集積回路の統合的研究開発を俯瞰的にマネージメントできる人材であるLSI Innovator(エル・エス・アイ・イノベータ)[用語1]の育成プログラムに関する基本的な取り決めを定めるもの」

とのこと。

LSI Innovatorというワード自体を存じ上げませんでしたので、誰しもが知るレベルまで行くと国内でも半導体人材の育成プログラムが浸透しているという証左ともなるかもしれません。

ちなみに、次世代X-nics半導体創生拠点形成事業で採択を受けたのは、以下の3大学でして、他の2大学においても活発な動きが出てくことが予測されます。

東京大学:Agile-X~革新的半導体技術の民主化拠点

東北大学:スピントロニクス融合半導体創出拠点

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です