マイナビが、2025年卒の大学生を対象に就職活動準備の実態調査結果を公開しています。
「「マイナビ 2025年卒 大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)」を発表」(2024.01.17 マイナビ)はこちら
詳細につきましては、上記サイトをご覧いただきたいのですが、インターンシップの年内参加率が上昇していることは、インターンシップの定義が改正されたこと以外にも、キャリアデザインの意識が年々高まっている結果とも言えるのかもしれません。
インターンシップもキャリアデザインの一つとして有効な手段であることは、上記サイトに掲載されている自由記述(「主体性(物事に進んで取り組む力)」と回答した理由(一部抜粋))からも伺えますので、キャリア教育の一環として取り入れている大学も今一度、見直す時期に来ているかと思われます。
と言うのも、教育プログラムへ組み込んでいる大学は既に多いのですが、その参加率とのギャップが以前より気になっているところ。
「令和3年度 大学等におけるインターンシップ実施状況について」(2023.01.27 文部科学省)はこちら
例えば、上記の文部科学省の調査では、
単位認定を行うインターンシップ | 単位認定を行わないインターンシップ | |
実施校数 | 489校 | 376校 |
実施率 | 60.9% | 46.8% |
参加学生数 | 50,899人 | 24,786人 |
参加率 | 1.7% | 0.8% |
いずれの数字も前年度よりも減少しているのですが、そもそもの参加者数を見てどのような印象を持たれますでしょうか。約7万5千人の学生が参加していることを多い数字と見るか物足りないとみるか。インターンシップへ参加すること自体が目的ではありませんので、数字だけを見てどうこうということはないのですが、制度活用をしていない学生がいて、その学生たちのキャリア形成のきっかけは何から始まっているのかを各大学はよくリサーチしておく必要があるのではないでしょうか。
よくガイダンスに参加させることをその年の部署の最上位に据えている大学もまだ多いかと思いますが、上記のインターンシップの学生の参加状況を見てみるとそれが現実から乖離していることは明らかかと。
マイナビの調査も文部科学省の調査も、いずれもキャリア教育を実施していく上で押さえておきたい調査ではあります
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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