文部科学省が公表した「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」の採択結果が公表されています。

「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」(2023.12.22 日本学術振興会)はこちら

上記のサイトに「日本全体の研究力を向上させ、新たな価値創造を促進していくために、大学ファンドによる国際卓越研究大学への支援と並行して行う事業」と定義されていますように、いわゆる10兆円ファンドの「国際卓越研究大学制度」に対する大学間格差の懸念を補う(?)ため、地方大学や私立大学の参画しやすくなるよう設立された支援事業のようです。

1件当たり、5年間で最大55億円ですので、平均すると10億円程度の助成金が各大学に配分されることとなります。

採択された12大学は以下の通り。

・北海道大学

・千葉大学

・東京農工大学(連携大学:電気通信大学・東京外国語大学)

・東京藝術大学(連携大学:香川大学)

・慶應義塾大学(連携大学:沖縄科学技術大学院大学)

・金沢大学(連携大学:北陸先端科学技術大学院大学)

・信州大学

・大阪公立大学(連携大学:長岡技術科学大学)

・神戸大学(連携大学:広島大学)

・岡山大学

・広島大学(連携大学:神戸大学)

・沖縄科学技術大学院大学(連携大学:慶應義塾大学・琉球大学)

よーく見ると、慶應義塾大学と沖縄科学技術大学院大学、神戸大学と広島大学はそれぞれ二つ採択されている点も興味深いところです。

個人的に興味を惹かれました事業は、

東京藝術大学と香川大学の

「アートと科学技術による「心の豊かさ」を根幹としたイノベーション創出と地域に根差した課題解決の広域展開」

です。

他の事業内容とは若干毛並みが違うような印象を受けました。香川大学では2018年度に創造工学部開設され、アート系への取り組みに力点が置かれているようですし、東京と香川の物理的距離をどのように克服していくのかにも期待したいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です