少し前になりますが、中央大学のバスケットボール部とサッカー部の法人化が報道に採り上げられていました。

「大学運動部、相次ぐ法人化 スポンサー、ネットで資金調達「練習環境変えたい」」(2023.07.14 産経ニュース)はこちら

「中央大学サッカー部およびバスケットボール部がトークンを新規発行・販売開始!

〜 資金の調達やファンコミュニティ形成にトークンを活用し、より良い練習環境の構築や大学スポーツの発展を目指す 〜」(2023.08.08 PRTIMES)はこちら

「中大バスケ部・サッカー部はなぜ一般社団法人を立ち上げたのか?【前編】学生アスリートに「普通の環境」を」(2023.08.09 THE DIGEST)はこちら

トークンの新規発行にまで着手しており、長期的な資金調達の道筋を立てているところがさすがです。このケースをモデルケースにして他大学でも同様の取組みがなされると学生の活動の環境は向上していくことが期待されます。

大学の運動部と言えば、高等学校の部活動の延長と捉えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は集客という観点からも大きな可能性を秘めており、例えば、米国での大学スポーツはもはや地域の産業とも言えるレベルにあるとも言われてます。

国内でも2019年にUNIVAS(一般社団法人 大学スポーツ協会)が設立され、各種企業との連携協定が締結されていますので、今まさに大きな転換点の真っ只中にあると言えますが、それでも米国のマーケットには遠く及ばない状況です。

「アメリカにおける大学スポーツの現状」(2023.06.22 Sports Analytics Lab)はこちら

そもそもの構造が違うのですが、大学の現場から法人化の動きが出ているということは環境の改善に対する危機感の現れなのだと思います。米国の場合、放映権収入もあるようですので、大学スポーツの認知度が一定数に浸透している結果のようにも思えます。

国内の大学スポーツで全国区の認知度というと、

東京箱根間往復大学駅伝競走

全国大学ラグビーフットボール選手権大会

といったところでしょうか。

UNIVASが設立ばかりですので、これからだとは思いますが、まずは認知度の向上、もっと狭めると、各大学が立地する地域での認知度の向上を目指していくことが有効ではないかと。

最後に、早くから法人化している大学は以下の通りです。

「「一般社団法人 京都大学アメリカンフットボールクラブ」を設立しました。 (2016年8月26日)」(2016.08.26 京都大学)はこちら

京都大学アメリカンフットボール部GANGSTERSはこちら

一般社団法人慶應ラグビー倶楽部はこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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