令和5年10月末申請の大学等の設置認可の諮問について

先日、18歳人口の想定よりも減少幅が大きい予測が公表されていましたが、令和７年度開設予定の大学の認可が下りています。

「令和5年10月末申請の大学等の設置認可の諮問について」（2023.11.10　文部科学省）はこちら

認可された大学は以下の４校、大学院は2校となっています。

大学

・東京経営大学（通信教育課程）　経営学部経営マネジメント学科

・バリアフリー教養大学（通信教育課程）　リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科

・ＺＥＮ大学（通信教育課程）　知能情報社会学部知能情報社会学科

・博多大学　データサイエンス学部データサイエンス学科

大学院

・教育テック大学院大学（専門職大学院）　グローバル経営・情報科学研究科

・パソナ地域デザイン大学院大学（専門職大学院）　経営管理研究科

大学名からサイトが立ち上がっていないかを確認しましたが、私が調べた結果、上記のＺＥＮ大学と博多大学のみを確認することができました。

まぁ、令和７年度開設ですのでこれから徐々に内容も公開されていくことでしょう、

注目すべきは、大学に４校のうち３校が通信教育課程ということです。ＺＥＮ大学が大々的に公表されましたので、どうしても注目が集まりがちですが、重要なことは中身です。どのような教育プログラムを提供するのか。その教育プログラムを提供する上で、通信教育課程を選択したということはとても興味深いです。ですので、是非とも教育内容が公開されましたら見ていきたいとことです。

そして、大学院においても興味深く、２校ともが専門職大学院ということです。ひとつは「パソナ」という名称が冠についていることからして人材派遣会社大手のパソナと連携していることは明らかでしょう。それにしても大学院名がユニークですよね。教育テック、地域デザイン。どちらもなじみがない方は「？」でしょうが、教育テックはEdTechと書くとイメージがわく方もいらっしゃると思います。また、地域デザインについては、地域デザイン学会の設立趣旨を参照いただけますと少しはイメージがわくかと。

いずれの新設の大学・大学院とも「連携」がキーワードとなるような気がします。大学内の教育研究資源だけでなく、学外の教育研究資源も大いに活用し、人材を輩出していく。そのような気がします。

最後に教育テック大学院大学の設置母体である学校法人大阪キリスト教学院のOCC教育テック総合研究所も興味深いサイトでしたので、参考までにご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）