シニア世代の学びの場と言えば、公民館などでのカルチャースクールをイメージしがちですが、以下の報道にもありますように実は大学で本格的に学んでいる方もいらっしゃいます。

「シニア向けの「学び」の場 大学や海外に…50歳以上を対象にしたプログラムも開設」(2023.10.25 ヨミドクター)はこちら

「現役世代」という言葉自体に違和感を感じていらっしゃる方も多いかと思いますが、極端な話し、生き生きと生活している限り「現役」なわけでして、皆さんがそれぞれの生きがいを持っていらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。

そういう観点で見ると、上記の報道で取材を受けられた方や現にそこで学んでいらっしゃる方々はまさに現役そのもの。そして、その場と機会を提供している大学は私が思い描いている理想の学校のイメージでもありますし、都会に立地する大学だけでなく、地方に立地する大学においてこそ求められている大学の機能のひとつではないかと。

上記報道にあります大学のうち、特に東京都立大学プレミアム・カレッジは、大学のサイトに紹介があります「学びを通じた都立大生等との異世代交流」の場を提供している点はすごく評価の出来る点ではないかと。

世代間交流が出来る場を設けること。これって社会で求められる機能のひとつではありますが、いざ実現しようとするとなかなかハードルが高かったりします。ですから、日本では地域コミュニティではなく、会社がその機能を担っている側面があったのですが、それも段々と機能しなくなりつつあります。

ということで、繰り返しになりますが、これからの大学、特に人口の減少率が激しい地方においては、大学の持つ機能を見直し、活用したいとする自治体が出てくることが予測されます。手始めとしては、各自治体が地元の大学コンソーシアムと連携して開講している公開講座の在り方の見直しですかね。これの今の延長線でなく、根本から見直すことが出来れば、活性化および地域課題解決を一役担うようになるはずです。

立教セカンドステージ大学(2008年)

東京都立大学プレミアム・カレッジ(2019年)

早稲田大学ライフ・リデザイン・カレッジ(2022年)

東京経済大学「シニア大学院」修士課程(2006年)

本日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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