各大学とも学生募集用にも在学生・保護者・その他たくさんのステークホルダーへの情報発信のツールとしてサイトの充実は優先事項の一つとしてなっていると思います。

一方で国の施策として何年も前に国からの助成金を受け取っている機関であればもっと情報公開を積極的にすべし、ということで各大学ともわざわざ「情報公開」というページを設け、各種情報を公開しています。

その施策の流れでこれだけ情報公開しているのであれば、集約して検索できるサイトを立ち上げるべし、ということで大学ポートレートなるサイトが立ち上がりました。

大学ポートレート(私学版)はこちら

大学ポートレートはこちら

ところが各大学ともそれほど積極的に取り組んでいるようにも見えず、どれくらいのサイト訪問者数がいるのか存じ上げませんが、このポートレートにはそれほど最新の情報が掲載されているわけではありません。もちろん、大学によって差異はありますが。

そうしたらですよ。このたびあのYahoo!JAPANが大学名を検索すると単に検索結果を表示するのではなく、大学に関する各種情報が表示されるというではありませんか。

「大学情報がより充実!学部・学科ごとの偏差値情報も確認可能に」(2023.10.30 Yahoo!JAPAN)はこちら

ちなみに項目事例としては以下の通り。

・資料請求

・オープンキャンパス情報

・各キャンパスの口コミ評価やアクセス情報

・学部・学科ごとの偏差値

・他大学のリコメンド機能

こうなると大学ポートレートの存在意義って…。少し悲しくなりました。だって、ヤフーに表示される情報ってシンプルなんですが、おそらく受験生が知りたい情報がピンポイントで表示されるわけです。もうこれで良くないですか。さらに詳細を知りたければ各大学のサイトへ自ら行くでしょうし、すでにそうしている受験生がほとんどではないでしょうか。いやいや受験生のためではない、とおっしゃる方もいらっしゃるとは思いますが、どの層にしても大学ポートレートからお目当ての大学を検索してからサイト訪問する人がどれくらいいるのか…。

せめて学費の比較が出来るとかがないと、と思ってしまいます。

立ち上げるのはたいへんだったでしょうが、これも税金で行っている訳で、検証した上で再考するのもひとつではないかと。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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