EdTechというワードが世に出てから随分と経ちますが、果たしてどれくらい浸透しているのだろうかとふと思ったりします。社会人対象の教育プログラムでは、プログラミングスクールを始めて数多のプログラムがリリースされていますが、初等中等教育課程での浸透度はどの程度なのだろうと。

やはりアンテナを張っていると引っかかってくるものでして、InspireHighが千葉県と岡山県の中学校をオンラインで結んで合同授業を開催されたという事例がリリースされています。

「千葉と岡山の中学校で、地域探究の合同授業を開催。Inspire Highを活用し、地域ごとの違いや共通点をディスカッション」(2023.10.13 InspireHigh)はこちら

これって、中学生のレベルに合わせているものの、プログラムとしては大学で十分通用する内容かと。

50分1コマの授業のモデルケースとして、

・イントロダクション

・ガイドトーク

・アウトプット

・フィードバック

・リフレクション

が例示されています。

この流れを紐解いていくと、必然的に教員の役割・機能の変化が求められることが予測されます。この流れですと、自分自身もしくは他者とのグループワークを通して理解を深めていくということですので、教員によるティーチングというよりは、ファシリテーションという機能の方が求められてきます。今までもその種の授業はあったかと思いますが、より多くの授業で実践されていくことでしょうし、逆に知識を教授する授業はデジタルによる教育プログラムへ取って代わり、進捗状況により個別最適なレベルを提供されるという形態へ変化していくことでしょうし、一部の通信制課程では既に実施済みかと。とは言いながら、N高等学校/S高等学校が全国に浸透しつつ、かつ新キャンパスと称するスクーリング会場を増やしているのは、デジタルだけでは支援できない部分を人がサポートする必要があるからなのだと思われます。

そういった観点から見るにつけ、通学制と通信制の垣根の意味が今後はますます薄らいでいくのだろうと思われます。同じ学校であっても個人によって、通学制を選んだり、通信制を選んだり、もっと踏み込むと授業毎で選択できるようになるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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