リスキリング
一時ほどは耳にしなくなりましたが、それでも業務のDXも含めてまだまだ浸透しているとは言い難い現状にありますので、真剣に考えている経営者も多いのではないかと推察いたします。
「リスキリングとは?DX時代に求められる理由や導入のポイント、事例を解説!」(2023.04.17 JMAM)はこちら
改めてリスキリングの定義を見てみると、リカレント教育とは異なり、「変化への対応」に主眼が置かれています。
確かにここ数年のコロナ禍も相まっての変化のスピードは歴史を振り返ってみても驚異的だと言っても過言ではないですし、職種の移動(転職も含めて)に対する人の意識も下がってきているのではないでしょうか。
さて、翻って大学の事務職員はどうなのだろうと思っていたところ、福山大学の学長が「学長短信」として、「職員のリスキリング」について言及されています。
「【☆学長短信☆】No.31「職員のリスキリング」」(2023.10.01 福山大学)はこちら
学長で事務職員のスキルまで視野に入っている人はそう多くはないのではないでしょうか。私学では特に教学面は学長=教員、経営面は理事長=事務職員という意識が無意識のうちに出来上がっている大学も少なくないはず。そんな中、福山大学の学長が事務職員のリスキリングについてわざわざ触れていること自体に新鮮さを覚えました。
加えて、以下の文言には深く同意でして。
「個別具体の知識や技術の習得もさることながら、その過程を通じて、人が変わることこそ大切なのです」
そうなんですよね。大切なのは、習得すること自体は勿論のことながら、プロセスを通じた変化へ対応する柔軟性を身につけること、そのためには学び続ける姿勢が必要となってきます。なんだか学生に言い続けていることがそのまま返ってきそうですが、リスキリングの本質はこの点ではないかと。
ちなみに大塚豊福山大学学長の経歴はこちらで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
(参考記事)
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