ドラマも途中から視聴し、本日もふと思い立ち、観ようかなと思った程度なので、コアなファンからすると、ほとんど知らないに等しいと思う。
久能整
狩集汐路
今回の物語の中心となる登場人物の名前を見るだけで、複雑なミステリーを予感させる心地良さを抱いてしまう。
旧家の遺産を巡るいざこざから物語は始まる。
これって、ドラマを全く知らない人が見ても分かるようになっているのでは?と思って、その人になってみると新鮮さがまた湧き出てくるから不思議である。
まぁ、ほとんど知らないに等しいのだが。
物事をよく観察し、
論理立てて考える
小学生から皆、取り組んでいるものの、なかなか継続出来ていないことを愚直に取り組む姿勢が久能整くんにはある。
決して、オブラートに包まず、ほぼ直球で投げてしまう。それを受け取る相手が誰であろうと。
そして、それが相手の芯に当たることで、相手が氷解していく。
惜しむらくは、今回の犯人となる人物の氷解までは至ってはいないが、観客の氷解には成功しているのではないか。
誰しもが協調性というなの打算に屈してしまうことが多々あるが、本当の協調性は互いの差を認識した上で、もっと言うと反発を乗り越えた先にあるのだと気付かされる。
それにしても、音楽も秀逸だったなぁ。
確実にオススメである。
『ミステリと言う勿れ』2023
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