大規模な大学になればなるほど、学部間の垣根は高く、学部独自に構築されていく制度もままあるものです。システムについても同様でして、学部独自で導入しているシステムも多いのが実状かと。

そのような実状において下記のようなプレスリリースに接すると統合する手立てをしている大学もあるのだなぁと改めて感心させられます。

「関西学院が多様なユーザー種別に対応したアイデンティティの認証・認可基盤としてOktaを採用」(2023.09.21 PRTIMES)はこちら

この手のテーマになると常に思い浮かべるのが香川大学です。

大学の各種研修に参加されている方は、どこかで香川大学の取組みを耳にしたことがあるかと思いますが、その取組みの柔軟さには関心させられます。

「40 を超える学内システムを Microsoft 365 の活用によるローコード開発で内製。香川大学の取り組みをレポート」(2023.06.06 Microsoft)はこちら

私はこのキャッチに目を惹かれまして、相当柔軟に学内で対応されているのだと推測しました。

「本質的なニーズに迫るため、ローコード開発でシステムをアジャイルに磨き上げていく」

しかも、この取組みを推進する「DX ラボ(DX 推進チーム)」には情報工学を専攻する学生も加わっているということですので、学生も自ずと社会実装の現場に立ち会っているという経験を積んでいることにもなっています。

あとはこれをどう統合していくのか。キャンパスは分かれているでしょうし、学部間の垣根も高いでしょうから、統合する仕組みがサラッと構築されていけばどこからも文句の出ようもないように思えます。

確か、一度、八重樫理人氏(香川大学創造工学部創造工学科 情報システム・セキュリティコース教授/香川大学情報メディアセンター センター長/CDO(Chief Digital Officer)デジタル化統括責任者/学長特別補佐)の講演を伺った記憶はあるのですが、このレポートを読んでいるとまた、聞いてみたくなりました。ほんとは聞くだけでなく、実践が大切なのですが…。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

大学の貴重な資料がデジタルアーカイブされています(明治大学) - 大学よもやま話 · 2023-10-11 11:42

[…] 大学におけるシステム事情について(関西学院大学・香川大学) 学校教育における外部人材の活用に生成AIが活用されています […]

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です