昨年度に引き続き、マイナビ進学総合研究所では、高校3年生1万人から得られた大学認知度・イメージ調査の結果を公表しています。

「大学認知度・イメージ調査 2023年7月実施 報告書」(2023.09.08 マイナビ進学総合研究所)はこちら

詳細は、是非、上記のページからご確認いただきたいのですが、私が今回注目したのが、認知度ランキング 上位20位大学のうち、私立大学の割合です。

北海道・東北 55%(11大学/20大学)

関東・甲信越 80%(16大学/20大学)

東海・北陸  55%(11大学/20大学)

関西     75%(15大学/20大学)

中国・四国  45%(9大学/20大学)

九州・沖縄  45%(9大学/20大学)

皆さんのイメージと合致していますでしょうか。意外というか、人口の多い地域、関東・甲信越と関西地域は正直もっと私立大学の割合がもっと多いイメージを持っていました。逆に中国・四国地域は国公立大学の割合が多いイメージでした。

関東・甲信越と関西地域はどの大学も全国区の大学ですので、一度は耳にしたことがある大学が並んでいますが、北海道・東北、東海・北陸地域は今回初めて認識した大学名もありますので、結構リアルな調査かと思われます。

研究員の方の分析にもありますが、新しい取り組みをしている大学はそれだけ告知の階数も増え、各種報道で高校生へもリーチしていることからも明らかですが、私立大学は特にそうですが、地域の定番校を目指しつつも、新しい取り組みをしていくことが認知度を唯一の方法なのかもしれません。例えば、熊本大学は新しく「学環」を創設しますし、「AI・データサイエンス教育」への取り組みは文部科学省の認定制度も活用しながら、学外へアピールするネタとしては申し分ないですからね。

それにしても、認知度ランキングで各地域のトップである

早稲田大学

中京大学

近畿大学

福岡大学

はいずれも申し分ない規模ですし、既にネームバリューを有しています。

もしですよ、もし、先般報道された私学対象のマッチングシステムによってこの大学がタッグを組めば認知度もさらに上がっていくことが予測できます。マッチングシステムは何も中小規模の大学の救済のツールとしても勿論ですが、強者がさらに強者と結びつく、そんな妄想も広がっていきます。

各大学の動向はこれからも注視していきたいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


1件のコメント

学生生活実態調査 概要報告が公開されています – 大学よもやま話 · 2024-03-15 22:30

[…] 高校3年生1万人の大学認知度・イメージ調査結果が公表されています(マ… 学校基本調査-令和5年度(速報)が公開されています […]

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