“メンター”という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

メンターとは?役割と期待される効果、実施するうえでのポイント」(2023.07.27 グロービスキャリアノート)によりますと

「自身が仕事やキャリアの手本となって、新入社員や若手社員に助言・指導をし、個人の成長や精神的なサポートする人」

を指した言葉でして、人材育成上での重要なキーワードとなっています。詳細は是非、上記のページをご参照ください。

さて、そのメンターですが、制度として導入している大学をちらほら散見するようになりました。

例えば、広島の叡啓大学。

「【叡啓大学】キャリアメンター制度を導入 第一線で活躍する社会人が大学生をサポート」(2023.08.24 PRTIMES)はこちら

地方の大学ですので人集めには苦労されていると思いますが、メンバーの職種を見ると多種多様。多様性という言葉が既に一般化されてきましたが、ここまでのメンバーを集めるには相当の苦労があったのではないかと推測いたします。

さて、「社会人」「メンター」「大学」でリサーチしてみると一番に上がってくるのが、昭和女子大学。

「社会人メンター制度」(昭和女子大学)はこちら

登録者数は約370名ですので、もちろんOGが大半だとは思いますが、多忙な中、大学生のメンターに名乗りを上げている方の多いことに驚きました。

「あなたの社会人経験を学生の未来に活かすボランティア 社会人メンターネットワーク」(昭和女子大学社会人メンターネットワーク)はこちら

しかも、昭和女子大学の上記のページを見てみますと、2011年から実施しているとのこと。やはり10年以上の実績は伊達ではないです。卒業生が母校で講演会を行うのは、既に恒例となっている大学も多いかと思いますが、一歩踏み込んで、制度として「メンター」を取り入れている大学は本当の意味でキャリア教育に真摯に向き合っていると思います。

ということで、その他の大学もリサーチしてみました。

「メンターシッププログラム」(龍谷大学法学部)はこちら

「OB・OGご登録のお願い」(筑波大学キャリア支援チーム)はこちら

メンターとは何ぞやから入り、かつ自大学の学生にとってのキャリアパスを意識させるのに有効な施策は何か、かつ学内資源だけでなく、学外資源の活用と連想していくと社会人メンター制度はある意味、当然の帰結なのかもしれません。

3年以内の離職率が未だに高い現状を見るにつけ、学生時代から就活におけるマッチングを意識させることは重要な要素でもあります。この制度の導入においては規模の大小は関係ありませんからあとは各大学の本気度の差かと。広がっていくといいなぁ。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

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