関西学院大学と言えば、2021年に神戸三田キャンパスの再編・拡充を行い、理学部、工学部、生命環境学部、建築学部、総合政策学部の5学部が設置されています。その神戸三田キャンパスで新たな施設が開設されるプレスリリースが発表されています。

「学生寮×インキュベーション施設×商業施設 KSC Innovation Field(仮称) 2025年春 誕生」(2023.08.02 関西学院大学神戸三田キャンパス)はこちら

そう言えば、兵庫県と三田市と協定を締結したニュースを数年前に見た覚えがありましたので、探してみるとありました。

「神戸三田キャンパスの近くに、2025年春を目標にインキュベーション施設と学生寮を合わせた複合施設を整備」(2021.06.28 関西学院大学)はこちら

当時の村田治学長のコメントにありますように「日常の暮らしの中にインキュベーションの活動が溶け込んでいて、学生が自然に起業家マインドを養うような相乗効果を生み出したい」ということが施設開設の目的でしょうから、学生寮の併設は必然だったのでしょうね。

そもそも、KSC(神戸三田キャンパスの略称ですね)のコンセプトページには「世界の課題解決に新しい価値観で挑むBorderless Innovatorを育成する。」とありますから、起業家マインドの育成は神戸三田キャンパスの開設の目的に内包されていますので、この新しい施設こそが構想のキーポイントだったのかもしれません。

特設サイト「神戸三田キャンパス新施設」を見てみますと、施設は

学生寮(300名収容)

インキュベーション施設

商業施設

で構成されており、KSCイノベーション・ハブ(仮称)として以下の3つの事業を展開することとなっています。

1.起業家の育成

2.研究成果の社会実装

3.地域課題の解決

それぞれの事業については各大学とも展開している大学はありますが、学生寮まで備えている大学はそう多くないのでは。少なくとも私は関西学院大学神戸三田キャンパスが始めてでした。

こうなると学生寮の可能性が拡がっていきますね。今まではどちらかというと、国際化をキーワードに留学生と生活を共にすることがポイントとなってきましたが、より施設そのもののコンセプトが重要となってきますので、インキュベーション施設との併設はこれを皮切りに増えていくかもしれません。地方の大学にはチャンスかも。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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