今回のテーマは、大学と鉄道の連携協定についてです。

「東京藝術大学と包括連携協定を締結します~「アート」を活用したBeyond Stations構想の更なる推進により、「心豊かな生活」の実現を目指します~」(2023.06.29 PRTIMES)はこちら

鉄道といえば、ホテルやショッピングモール、飲食店との連携が想起されますが、大学との連携で新しいサービスや価値を提供する試みが始まっています。鉄道は資産のほとんどが固定資産ですし、大学も同様に固定資産がほとんど。でも両者とも無形資産を有していて、それが共通すると言えば共通します。例えば、鉄道については、駅という起点。まぁ確かに駅までに続く線路であったり、駅舎は有形資産なのですが、人がそこに集うという起点と捉え直すと、場だけでなく、機会の提供も可能となります。かたや、大学はと言うと、バランスシートには出てきませんが、多種多様な専門的技能を有する教員、未来に羽ばたこうとする学生。人材という価値の創造の起点が備わっています。この両者が提携することはありそうで無かった、いや、各地域ではあったと思うのですが、ここまで大々的に取り組もうとしているのは画期的なことではないでしょうか。

ましてや、大学は大学でも東京藝術大学ですから、その教育的・学術的リソースはユニークなものがあると思われます。そうそう、東京藝術大学は今回の提携と直接関係はないのでしょうが、JR東日本とはJOBANアートラインという取り組みを以前からしたようですので、鉄道の持つ可能性には気づいていたのではないかと思われます。

今後の取組としては、上野駅に「JRE CREATIVE HUB」なる拠点を整備するようですから、完成した暁には是非とも伺ってみたいものです。地方の大学でも何かしらのヒントを得ることがはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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