約1年前に包括的提携した東海国立大学機構株式会社ドワンゴ株式会社KADOKAWAがどのような事業を展開していくのだろうと思っていたら、第一弾がリリースされました。

「【東海国立大学機構・ドワンゴ・KADOKAWA、包括的提携第一弾】東海国立大学機構の最先端講義を「N予備校」で配信開始・名大キャンパスで自動運転実演ライブ授業も」(2023.06.19 株式会社ドワンゴ)はこちら

まずは高校生や社会人向けに岐阜大学と名古屋大学の講義の一部をN予備校で配信が開始されるようです。

既に協定締結時に「デジタル技術を活用して、大学外の様々な人々が大学の資源にアクセスできる環境を構築し、公共財としての大学機能を大幅に拡張をすることを目指す」とされていましたので、まずは講義配信からのスタートとなることは予測の範囲内ですね。

「東海国立大学機構・ドワンゴ・KADOKAWAによる包括的提携協定の締結について」(2022.07.22 東海国立大学機構)はこちら

ただし、締結時から三者を取り巻く状況が一変しています。それがドワンゴと日本財団が開設する「ZEN大学」。この大学の開設することによる影響は大きいことでしょう。ここからは妄想ですが、ZEN大学東海国立大学機構が提携することがあれば、両者の教育リソースを存分に活用できるということですので、もしかすると国内の大学を競合相手とするのではなく、海外の大学を競合相手として事業展開していくことも考えられます。ZEN大学はそもそも通信制の大学ですので、海外からも受講が可能ですし、東海国立大学機構の教員にも世界に伍するレベルの教員は多数いますし。そうなると、東京大学や京都大学とも異なる異色の大学生まれてきそうです。特色のある大学は国内にも多数ありますので、立地に依らずその分野の特化した教育プログラムを磨き上げている大学にとっては大きなチャンスとなる可能性も秘めています。今後の展開に期待したいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です