大学発ベンチャー認定制度が着実に浸透しつつあります（芝浦工業大学）

大学発ベンチャー認定の制度を導入している大学があることをご存知でしょうか。不勉強ながら大学発ベンチャーには各種優遇措置が図られているのだろうなぁとは漠然と思いつつ、具体的にどのような認定制度がなのかは関心を持っていませんでした。

「芝浦工業大学で大学発ベンチャー認定を開始！」（2023.06.15　芝浦工業大学）はこちら

ですが、今回、芝浦工業大学のプレスリリースを拝見して、改めて大学という機関のリソースを存分に使えることの有利さを実感した次第です。

芝浦工業大学の支援例は以下の通り。

・大学が保有する特許の実施権を付与

・学内外有識者から経営・財務・人材・販路・知財などのアドバイス

・研究室などの貸与

などなど。

都心の一等地にある芝浦工業大学であればこそ、その凄さが実感できるかと。

ただし、芝浦工業大学だけでなく、他大学では既に類似の認定制度を実施しており、同様の支援を行っている事例は調べていただけますとすぐに出てきます。

なので、

それだけをなぞるのは面白くありませんので、今回は少し別の視点で。

「大学発ベンチャーデータベース」（経済産業省）はこちら

上記は経済産業省が取りまとめているデータベースでして、データをエクセルで簡単にダウンロードして見ることができます。業種やら、直近の売上やら、特許件数まで隅々まで見ることができます。詳細につきましては上記DBにてご確認いただきたいのですが、個人的に知りたかった学生ベンチャーの大学別をグラフ化してみました。

出典：「大学発ベンチャーデータベース」（経済産業省）より筆者作成

いかがでしょうか。東京大学や慶應義塾大学が圧倒的かと思いきや筑波大学と名古屋大学の学生が頑張っていますね。

近畿大学も本格的にインフラを整備してきていますので、今後の私立大学の動向にも着目していきたいところです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

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