「令和6年 魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の定員増」の選定結果が公表されました。詳細は下記のページをご参照ください。

「令和6年度魅力ある地方大学の実現に資する地方国立大学の定員増の選定結果について」(2023.06.14 文部科学省)はこちら

地方における大学の意義は議論がなされてきて大分経ちますが、地方に立地する国立大学の位置付けについては、捉え方はまちまちかと思われます。地域によっては国立大学が唯一の4年制大学という位置付けのところもあるでしょうし、公立大学・私立大学があり、その中の一つの大学で偏差値も高く地域の優秀な生徒の受け皿という位置付けのところもあるかと思います。

この特例的な定員増の仕組みは「地方公共団体、地元産業界、他の公私立大学をはじめとする高等教育機関等を巻き込み、地域のニーズを的確に捉えつつ、特色と強みを最大限に生かした自由度のある取組を展開することを通じ、地方創生を推進する魅力ある地方大学の実現に資するため」に実施する取り組みを目的としたものです。

当然ながら、定量的なエビデンスとKPI(Key Performance Indicator 重要業績評価指標)が必要となり、上記ページにある金沢大学の取組み概要にはKPIとして、

・産官学金や他機関との連携:学生参画プロジェクト数

・地域定着に向けた方策:地域定着人数・奨学金基金

が提示されています。

他のKPIも含めて実績に基づく検証がなされることでしょうから、そちらも併せて注目していきたいです。

なお、過去に選定結果は以下の通りです

令和4年 該当なし

令和5年 

島根大学 材料エネルギー学部材料エネルギー学科(40人増)

広島大学 情報科学部情報科学科(50人増)

徳島大学 理工学部理工学科(30人増)

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

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