理系女子の門戸は確実に開かれています

今回のテーマは、理系女子についてです。

理系女子への門戸と言えば、芝浦工業大学が2018年度入試から女子枠を設けたこと（2022年度からは奨学金給付制度も立ち上げています）が各種報道に採り上げられていましたが、他の大学でも女子枠を設けていく動きが出ています。ざっと検索しただけでも、東京工業大学・名古屋大学・富山大学工学部が女子枠を設けています。

「2022年度から100人超の女子入学者へ入学金相当の奨学金を給付、理工系女性技術者の育成を目指す」（2021.09.15　芝浦工業大学）はこちら

「工学部入試に「女子枠」　東工大など、多様性向上急ぐ」（2023.02.01　日経STEAM）はこちら

少し調べていただけるとお分かりかと思いますが、大学によっては女子枠とまではいかなくても理系女子の高校生のための理工系プログラムを立ち上げ、興味関心を持ってもらう仕掛けに取り組んでいる大学もあります。

では、これほどまでに理系女子のための仕掛けが出てきている背景は何なのか。

何事も現象には原因がある訳でして、これも調べてみますと、すぐに出てきます。

「理系女性割合、日本最下位　大学入学者、ＯＥＣＤ調査」（2021.10.07　産経新聞）はこちら
なんと調査対象の36カ国のうち日本は最下位という結果が。このこともあり、国策として女性の理工系への進学を後押しをしましょうという流れがあります。でも、そもそも理工系学部へ進学するとしてもイメージが乏しい、つまりロールモデルとなり得る女性がイメージしにくいという現実もあるかと思います。そこでも下記のような新しい取り組みが出てきています。

「理系女子が繋がり、情報交換ができる会員制オンラインコミュニティ「Rikejo Online Cafe」を開設　理工系分野における女性の活躍を応援し、人材育成に貢献　一般社団法人理系女子未来創造プロジェクト」（2023.05.17　PRTIMES）はこちら

オンラインコミュニティ『Rikejo Online Cafe(リケジョ オンラインカフェ)』では、以下のコンテンツが展開されています。

・トークルームにて進学・就職・キャリア相談
・イベントやセミナーなどの開催

このほかにも実際に就職活動で必要な支援も行っているようです。

理系女子への門戸は確実に開かれています。

少しでも、ご参考になれば。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

（参考記事）