今年も入学式シーズンが到来し、各大学の入学宣誓式の動画であったり、画像であったりがHPにアップされています。派手さで言うと近畿大学の入学宣誓式は有名で、サプライズゲストは度々注目を浴びています。今年は霜降り明星のせいやさんとコロチキのナダルさんだったようです。(近畿大学の入学宣誓式の様子はこちら

私の場合は京都大学総長の式辞を定点観測しておりますので、今年も総長式辞を拝見することとしました。式辞全文がアップされているって入学生にとってもですが、学外の人にとっても実は得るものが多いと個人的に思っています。必ず“今”が含まれていますし、若人への必須のポイントも含まれていますし、得るものが多いです。

「令和5年度学部入学式 式辞(2023年4月7日)・第27代総長 湊 長博」(2023.04.07 京都大学)はこちら

湊総長のポイントは以下の2点。

1.自分をどのようにして発見していくか
2.自分をいかに表現して、実現していくか

1では、「出会い」の大切さ、そして自分とは異なる文化的背景を持つ人たちとの触れ合いにこそ、「考え方や生き方に大きなインパクトを与えうるものである」と示されています。

2では、「文章を書く」ことによる「自分の思考や心理を見つめ、それが他者にも理解可能なものかどうかを検証するというプロセス」の重要性を説かれています。

露の身ながら――往復書簡いのちへの対話』の抜粋が引用されていますが、染みます。社会人になって痛感することは真摯に向き合い、情熱を失わないこと。これは業界を問わず言えることだと思いますし、研究者の方たちにも通じることだと思いました。この引用も是非とも読んでいただきたいです。

新入生の皆様 入学おめでとうございます!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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