今回のテーマは、教育分野におけるDAOの活用についてです。

「参加者が投票、新事業を創出 広がる「DAO」、Web3技術活用」(2023.03.14 日本経済新聞・有料会員限定)はこちら

上記の日本経済新聞の記事にあるEduDAO。
DAOは、Decentralized Autonomous Organizationの略でして、日本語訳は自律分散組織。数年前に見かけてからブロックチェーン関連でしばしば報道されるようになってきました。今回の報道では、米国の教育分野におけるDAOの動向にチラッとだけ触れています。

で、気になったので、より詳細な記事がないかと調べてました。

「ハーバードやオックスフォードなど名門大学、初の教育向け自律分散型組織「EduDAO」設立」(2021.12.17 月刊暗号資産Online)はこちら

このページによると、「BitDAOおよびMirana Ventures(ミラナ・ベンチャーズ)は16日、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ大学、オックスフォード大学など世界で最も権威のある8大学の学生グループ・学部と提携し、「EduDAO」を立ち上げることを発表した」とあります。
集まった資金を「プロジェクト助成金、研究、製品開発のために年間最大1100万ドル(約12億5,000万円)の資金を配分」するとのこと。

ただ、もう少し素人の私でも分かるようなできれば、図解されたようなページがないものかとさらに探してみましたら、ありました。

「BitDAOでEduDAOの立ち上げと資金提供が正式に可決」(2022.09.26 MYFOREX)はこちら

このページによると研究対象の分野は次世代ブロックチェーンとWeb3の関連技術。大学にあるリソースを最大限に活かすための資金調達として、今まではベンチャーキャピタルによる大学発ベンチャーへの出資がメインだったと思いますが、大学へのより直接的な資金投入が開始されれば、もう一段階上の技術革新が生まれる可能性があります。

日本の大学がどこまでそれを意識しているのかは報道を探す限り読み取れないのですが、現状でも単純な資金量の差がついており、上記の先端研究の分野での世界との差がますますついていくことは予測されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)

カテゴリー: 大学

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