今回のテーマは、大学間の連携協定についてです。

「学校法人藤田学園と学校法人慶應義塾が先端医療技術の社会実装、産学公連携活動の推進に向けた連携協定を締結」(2023.02.01 藤田医科大学)はこちら

上記のプレスリリースによると、愛知県に本部がある藤田医科大学羽田イノベーションシティ(東京都大田区)に進出し、東京先端医療センターを開設し、川崎市にある慶応義塾大学殿町タウンキャンパスと連携して再生・細胞医療などの領域で協働することを目指していくとのこと。

愛知県にある大学がなぜ羽田に進出するのか。普通に考えるとリスクが大きいような気もしますが、報道によると以下の通り医療ツーリズムへの参入を意図しているようです。

「藤田医科大、医療ツーリズムに本格参入 羽田に先端施設」(2022.12.07 日本経済新聞・会員限定)はこちら

「藤田医大が東京進出、羽田隣接施設にクリニック」(2022.12.08 m3.com)はこちら

医学部を持つ大学の強みを最大限に活かす大胆な戦略ですが、保険診療以外の自由診療まで視野に入れているとなると他大学にも影響を及ぼしそうです。

ということで、他大学でも医学部を中心とした動きをリサーチしてみますと、下記の頁にあたりました。

「移転を機にスマートキャンパスを目指す近畿大学医学部」(2021.04.08 Beyond Health)はこちら

2024年度に近畿大学医学部と付属病院が泉北ニュータウンに移転する予定となっており、堺市が取り組む「SENBOKUスマートシティ」との連携も視野に入っているようです。既にコンソーシアムの形態も大学間連携から産学官連携へと拡大していることから、特に内部資源が限定される地方の大学においても「連携力」も重要なファクターとなっていることが予測されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

(参考記事)


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