今回は学生時代に学んでおくべきことについてです。

「【516名にアンケート】後悔する?学生時代に学んだ方が良かったことは「英語」と「お金の知識」」(2023.02.01 わんぱく教育カンパニー)はこちら

株式会社名学館が運営しているわんぱく教育カンパニーが10~60代の男女に実施した上記の調査によると第一位が「お金の知識」で第二位が「英語」でした。詳細につきましては、上記頁をご参照いただきたいのですが、圧倒的に語学かと思いきや「お金の知識」の方が社会人になってから求められる率が高いということなんでしょうね。私も身に覚えがあります。保険のおばさまのお誘いや銀行諸々のDMに戸惑った記憶がありますし、そもそもの知識が全くありませんでした。いかに親に任せきりだったかを思い知らされました。。

ということで、今回は大学における金融教育について少し調べてみました。もちろん、経済学部や商学部では専門ですので学生は日々学んでいるのでしょうが、そうではなくリテラシーレベルではどうなのだろうかと。

日本証券業協会では「金融経済教育を推進する会」が立ち上がっており、金融リテラシー教育の実践例が紹介されています。

「金融リテラシー教育 全国10大学の実践事例集」(日本証券業協会)はこちら

ここに紹介されている大学は実践事例ですので積極的に取り組まれている大学だけあって、中には授業を必須科目として開講している大学もあります。個人的にはICTの活用とからめている金沢大学や、資格と紐づいている同志社大学の事例は他大学でも参考となる内容だと思います。

ということで、さらに実際の授業内容はどうなのだろうかと思い、調べてみると、モデルとなるシラバスと講義資料を公開している頁に当たりました。

「大学半期15コマ用の金融リテラシー・モデル講義計画と講義資料」(知るぽると 金融広報中央委員会)はこちら

2016年度に使用されたシラバスと講義資料が公開されています。ほぼそのまま使える資料となっており、講義資料を読むだけでも大分知識が身につくような完成度の高さですし、もし動画がアーカイブされているのであれば自学自習に勧めたいレベルです。

最後に金融リテラシーの定義・必要性をまとめてある資料を提示して終わりたいと思われます。

「令和元年度学生生活にかかる喫緊の課題に関するセミナー 今、学生に求められる金融リテラシー 上村協子氏(東京家政学院大学 現代生活学部 教授)」(2019.12.06 独立行政法人日本学生支援機構)はこちら

この資料では「金融リテラシー」を「習慣・知識・判断力をしっかり持って生活する力(生活スキルとしての金融リテラシー)」と位置付けています。そして、文部科学省の指針である「被害者のみでなく加害者をださない組織的対応を」が提示され、金融リテラシーを学生時代に身につけることで、回避できるリスクも紹介されています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリー: 大学

1件のコメント

金融教育が小学校でも浸透しつつあります – 大学よもやま話 · 2024-08-14 07:32

[…] 30秒感想:学生時代に学んでおくべきこと カテゴリー: 中学校・高等学校小学校 タグ: セブン銀行金融教育 […]

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